セイムの自社建築ブランド「ondo」が生まれるに至った
経緯や思いを、社員同士の対談でご紹介します。



「ondo」にかける思い
どのように始まったのでしょうか?


それまでは、お客様から「土地を買って家を建てたい」というご依頼があっても、建築は外部の工務店さんにお願いしていたんです。でもそれだと、数年後にリフォームやメンテナンスの相談をいただいても、工務店に取り次ぐしかなくて・・・。もっと長く、お客様と関わっていきたい。その思いから「自社で建てられる体制をつくりたい」と社長に提案したのが始まりでした。池上さんにも何度か相談させていただいてましたね。


そうですね。お客様にもっといい家づくりを届けるにはどうすればいいか、みんなで本気で話し合いました。そのなかで出てきたのが、「自分たちの理想の家を、自分たちの手でつくろう」という思い。そこから、オリジナルの建築ブランド「ondo」のプロジェクトが動き出したんです。
どんな状況だったんですか?


何もかもが手探りでした。商品づくりの経験もなく、まさにゼロからのスタート。
当時は社員数も少なくて、今のような組織らしさはなかったですね。直属の上司は社長で、何でも社長に直接報告していました。


そうでしたね。まだ役職や体制も曖昧だったからこそ、現場での学びがとても大きかったです。
そのなかで、建築の知識や現場対応については、池上さんにたくさん教えてもらいました。
私にとっては“師匠”のような存在です!


ありがとう(笑)。
今でも建築事業部と販売営業部は密に連携していて、お互いの役割を尊重しながら進めているよね。


そうですね。役割は違っても会社として目指す方向は同じ。「お客様に寄り添い、喜んでもらえる家を提供したい」という思いで、プロジェクトに関わってきました。

こだわっているポイントは?


やはり「お客様の要望に寄り添った家づくりをおこなうこと」が一番のこだわりです。
お客様の家族構成やライフスタイルなどをていねいにヒアリングし、自由度の高い設計を心がけています。


営業としては、安心感のあるご提案ができるように、ショールームの整備にも力を入れました。
クオリティの高い説明ができることで、お客様にも安心して選んでいただけます。

(玄関)

(LDK)


ゼロからのスタートだったので、本当に苦労の連続でした。知識や経験がないなか、ターゲットやペルソナを設定しながら、試行錯誤を通じて学び、少しずつ力をつけていきました。
でも、自分たちでつくった家がどんどん売れていくことに、大きなやりがいとおもしろさを感じました。もちろん営業さんたちの提案力のおかげでもありますが、商品の価値が評価された結果でもあったと思います。


「ondoというブランドで正式にやっていこう」と社内で決まったときは、本当にうれしかったですね。そして、自社ブランドとして展開することで、お客様の安心感が格段に変わりました。ブランドとしての信頼があることで、より深い関係づくりができると感じました。
していきたいですか?


私たちの思いや価値が100%お客様に伝わっているかというと、まだまだ課題があると感じています。そこをもっと強化して、お客様が本当に求めている家づくりを追求していきたい。時代やトレンドに合わせながら、つねに満足していただける住まいを提供したいですね。


営業としては、お客様の声を直接聞ける立場なので、「ondoにしてよかった」と言っていただける瞬間をもっと増やしたいです。引き渡し後の点検にも同行させていただいて、お客様が気に入ってくださっていれば、ご紹介につながることもあります。そういった信頼の輪が広がっていくような関係づくりを目指していきたいと思っています。
